フォアハンドでロングサーブを打つためのコツ,3つ

2019年9月23日

1.出来るだけ遠くに、そして、高いところから

 こんにちは、皆さんお元気ですか!?前回は、フォアハンドでロビングを打つ方法を解説しました。今日は、フォアハンドでロングサービスを打つ方法を解説します。これって簡単に見えるんだけど、意外と初心者にとっては難しいんですよね。私も、最初は1時間ぐらいずっと練習してたんじゃないかな。一度コツを掴んでしまえば、どうってことないんですけどね。「何で飛ばないんだ~!?」と悶絶してた時に、先輩から「腰を先に回して振ると良いよ。」と言われて、なんとか出来るようになったのを覚えています。

 まあ、最近の男子シングルスなんかでは、あまりフォアハンドでロングサーブを上げる場面は見なくなりました。ラケットの性能が向上したこともあって、スマッシュ力がえげつない男子選手が多くなってきました。そんなとこへロングサーブを上げてたら、点数をプレゼントしてるようなものです。女子シングルスでは、今でもよく使われてますね。

 ただ、このロングサーブが打てないと、そもそも練習が始まらない!というわけで、初心者の方は、周りの為にも、そして、自分自身の為にも早く修得する必要があります。そんな貴方の為に、今回の記事はとても有益な内容になっています。フォアハンドでロングサーブを打つコツは、3つあります。

1.出来るだけ遠くにシャトルを落とす。                            2.出来るだけ高いところからシャトルを落とす。                         3.ずっと手首を反りながら打つ。

 まず、出来るだけ遠くに落とす理由は、回内運動を使って打つ為です。ロングサーブは、フォアハンドのロビングの応用です。手の横でシャトルを当てて擦り上げるようにして打てるように、手からラケットのスイートスポットまでの空間を作り出す必要があります。懐(ふところ)とでも言いましょうか。体の近くに落としてしまうと、手が縮こまってしまい上手く打てません。

 次に、出来るだけ高いところからシャトルを落とします。こうすることでラギングバック(反動動作)を発生させてスイングスピードを加速させることが出来ます。低い位置からシャトルを落としてしまうと、ラギングバックが起きている時間が無くなってしまうため、振りに力が入らなくなります。

 3つ目は、シャトルにジャイロ効果を発生させてより遠くへ飛ばす為に必要です。ロングサーブは、フォアハンドのロビングの応用です。手の横で当てて、後はラケットでシャトルを擦り上げるようにして打つことで、シャトルが回転しながら飛翔します。

2.構える時は、爪先を相手に向けておきましょう。

さて、ここからは、連続写真を使いながら解説していきます。

出来るだけ遠くに、そして高いところからシャトルを落としましょう。

 まず、右利きの方は、構える時に左足のつま先を相手に向けましょう。左利きの人は、右足の親指を飛ばしたい方向へ向けます。基本的には、打ち方に問題がないかぎりこの爪先の方向へシャトルが飛んで行きます。右足と左足は、写真のように直角になると打ち易いです。また、利き足の踵は、このように浮きます。

 次に、シャトルを落とす位置ですが、出来るだけ遠くに、そして、高い位置からシャトルを落とします。初心者の方は、高いところから落とすとシャトルが加速して落下するため、空振りし易くなると思いがちです。また、遠くに落とせばシャトルに当てにくくなると思うようです。

体の近くに落とすと、空振りの元になります。

 しかし、そこが間違いで、体から近いと腕が縮こまってしまい、手の延長線上でシャトルを捉えることになります。そうなると、フォアハンドのロビングで解説したように手首を使って(曲げて)打つだけになります。そうなると、手関節を急激に曲げることによってラケットの面が斜めになり、空振りするか変な方向にシャトルが飛びます。一度コツを掴んでしまえば、低いところで(ショートサーブを打つと見せかけて)シャトルを捉えることは可能でしょう。できるだけシャトルを遠くへ落とすことは、維持する方が良いです。この辺りの解説は、後に出てくる動画をご覧になって頂けると分かり易いです。

 さて、構えてシャトルを離したら、先に腰を回してみましょう。こうすることで、右手を奥から引っ張り出してこれます。ラケットを振っている時は、常に手首を反ったままです。そうすることで、安定してロングサーブを打てます。シャトルに当たるまで、脇は閉めておきましょう。

 写真では、ラケットヘッドが後ろを向いていますね。構えてから一旦このように逆方向へラケットヘッドを持っていく現象をラギングバック(反動動作)と言います。これが起きることによって、スイングが加速できます。

体の前に手が来るまで、回内運動を我慢

 ようやくラケットを持っている手が、体の前に来ました。ここでようやくラケットにシャトルが当たり、初めて回内運動を使います。シャトルを擦り上げるようにしてラケットを振り上げます。

 コツは、ずっと手首を反りながら振ることです。そうすると、体が勝手に打ってくれます。擦り上げられたシャトルにスピン回転がかかり、ジャイロ効果によって失速しにくいスピード感のあるロングサーブを打てます。

手首をずっと反ったまま振り切ります。
初心者の方は、手首を最初から最後まで反りっぱなしにして振ると、打ち易くなります。

 この写真のように、振り始めてから最後まで手首を反っておくことで、安定感のあるロングサービスを打てるようになります。

 この時に一つ気をつけなければならないことがあります。それは、フットフォルトです。この写真の場合ですと、私の右足が左足の向かってちょっとでも動けば、反則になるのです。上手く打てた時は、右足の踵が浮く筈です。

 ロングサーブは、慣れてしまえばどうってことないのですが、最初の内は苦労するでしょう。手首を反ったまま腕を体に巻き付けるようにして打てば、出来るようになる筈です。比較的簡単なショットなので、ぜひとも根気よく練習して修得してください。

下は、動画になります。字幕が英語ですが、これまでの解説と内容は同じです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!次のブログで会いましょう。

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